地域に眠る歴史的文化遺産を発見し、保存、活用しまちづくりに活かす能力をもった人材を「ヘリテージマネージャー(歴史文化遺産活用推進委員)」と呼びますが、阪神淡路大震災の後、全国に先駆けて立ち上げた兵庫県をお手本に多くの県で養成講座が行われており、長野県建築士会においても昨年度から始めています。時代はスクラップ、ビルドからストック活用へと移行しつつあり既存の価値ある建造物を活用し、まちづくりに活かしていくことが求められています。
ヘリテージマネージャー養成の目的は
・地域に眠る歴史的建造物の発掘、再評価が出来る能力
・歴史的建造物の保全・活用提案が出来る能力
・地域固有の文化・風景の研鑽と熟知
・伝統工法の知恵と技術
・歴史的建造物を地域の財産として環境づくりを行う能力
と「歴史的建造物」について多岐にわたり学ぶとともに、登録文化財の指定申請もできる能力の育成も図り、歴史文化遺産を活用し地域のまちづくり事業へ貢献するためのカリキュラムとなっています。
また、この養成講座は実務演習を含め60時間の長丁場ですが、全講義受講者は長野県建築士会ヘリテージマネージャーとして認定され、長野県建築士会ヘリテージマネージャー協議会の一員として地域の歴史文化遺産の発見・活用等についての活動に加わっていただきます。ぜひ多くの皆様の受講をお待ちしています。
平成28年6月4日(土)から平成29年2月11日(土)の間15日間
45,000円(ただし、建築士会会員は30,000円)
平成27年度受講者は22,500円(ただし建築士会会員は15,000円)
長野県建築士会および各地の建築士会事務所
一般社団法人長野県建築士愛事務局
長野市大字南長野字宮東426-1
電話:026-235-0561
60単位
2016年5月27日(金)
〒380-0872 長野市大字南長野字宮東426-1 電話：026-235-0561