【審査員】
(審査員長)岸 和郎氏(建築家 京都造形芸術大学大学院教授)
(審査員) 関 邦則氏(長野県建築士会名誉会長 (有)関建築とまち研究室)
(審査員) 場々 洋介氏(長野県建築士会会長 (株)フジ設計)
このたび長野建築文化賞の審査員長を努めさせていただきました。
今回の応募作品は一般部門15点、住宅部門19点、既存ストック活用部門5点であり、この中から2018年11月16日に行われた一次審査で一般部門5点、住宅部門5点、既存部門2点を選考し、2019年2月4日、5日の現地審査に臨みました。
雪の残る長野県の各地を巡る審査旅行だったのですが、京都に住む私にとってはほとんど詳細知識のない場所である上に同じ長野県内でも地域によって異なる気候条件やランドスケープ、さらに地域独自の文化など、長野県の環境や文化を同時に学びながらの建築作品の審査ということになりました。
審査作品は大きな商業施設や村庁舎から住宅、それに四畳半の茶室の改装までという幅広いものでした。ですから建築作品を審査するという気分ではなく、審査員がその審査眼や価値観の表明を求められている、すなわち審査されているのは審査員である我々ではないのか、という思いに何度も襲われました。
審査結果は下記のとおりですが、この賞にエントリーされた方々、現地審査に協力いただいた各作品のクライアントや関係の方々のご協力があって審査が無事に終了しましたこと、審査員一同を代表して感謝したいと思います。
以上、審査経過の報告とともに審査の総評としたいと思います。(岸和郎)
一般部門 マザーバインズ長野醸造所 | 吉田 満 香川 翔勲 |
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